岩崎由美子教授と今西一男教授に学長表彰

2023年06月13日 [カテゴリー:紹介]

2023年度の学長表彰式が行われ、行政政策学類からは岩崎由美子教授と今西一男教授が表彰されました。

岩崎教授は、過疎・中山間地域のビジョン策定・活性化活動の支援に対して、学長社会貢献表彰が授与されました。

今西教授は、論文「小規模区画整理による遊休地再編の現状と課題」が2022年度都市住宅学会賞・論文賞を受賞したことに対して、学長学術研究表彰が授与されました。

(前列一番左が岩崎教授、後列一番左が今西教授)

[岩崎教授のコメント]  

 このたび、過疎・中山間地域のビジョン策定、活性化活動の支援の取り組みに対し、学長社会貢献表彰をいただきました。誠に有難うございます。これまで西会津町や湯川村、国見町等の集落に赴き、ゼミの学生とともに地域課題解決に向けた実態調査や地域資源発掘活動などに取り組んできました。20年近くの活動の中で、ゼミ学生が卒業後自治体職員や地域おこし協力隊員となって、現役学生たちの受入を担当してくれるようにもなりました。積極的に関わってくださる住民や自治体職員の方々、そして、地域の人々にたくさんの笑顔を届けてくれる学生の皆さんに心から感謝します。

[今西教授のコメント]  

 この研究は、昨今増加する都市の遊休地の再編に資する、「小規模区画整理」の特徴と論点を整理したものです。都市にランダムに生じる遊休地を有効に活用するため、小規模な施行地区を設けて土地区画整理事業の換地(土地権利の操作)を適用することは、なお有用と考えられます。しかし、小規模な事業ゆえの計画的位置づけ、合意形成、事業プロセス、建築物の整備を含めた資金計画など、課題が複数あることを、敷地整序型区画整理と「空間再編賑わい創出事業」という二つの事業の比較から示しています。

 2021年に論文を発表した公益社団法人都市住宅学会において、都市住宅学に顕著な貢献をした者に贈られる2022年度都市住宅学会賞・論文賞を受賞したことが、今回の表彰対象となりました。

 今回、受賞の機会をいただき、心よりお礼申し上げます。この研究は10数年来継続している、都市縮減社会の市街地整備に関する研究の一環としてとりくんだものです。明らかにした小規模区画整理の課題の克服、適用に向けた条件の整備など、さらに研究を進めていきます。研究を支えてくださる学類や研究室にゆかりのみなさまには、引き続きのご指導をいただければ幸いです。

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