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飯舘村との協定に基づく活動、始まりました!
2017年05月11日 [カテゴリー:ゼミ]
4月5日に、飯舘村と行政政策学類は、「『復興連携プログラム』に関する協定書」を締結しました。
その協定に基づく活動は、いくつかのプロジェクトの企画が進んでいます。
最初のプロジェクトは、大黒ゼミ(1年教養演習、3・4年政治過程論演習)が進めている「かぼちゃ饅頭のお土産化」プロジェクトです。
あぶくま地域で昔から食べられていた「かぼちゃ饅頭」。道の駅や直売所での人気商品でした。
この「かぼちゃ饅頭」を、再び、村内でいつでも食べられるようにしたいね、という声から始まったプロジェクト。
「お土産として、村外に避難している家族や遠くから来てくれた友人に持たせられればいいよね」。
「新しくできる飯舘村の道の駅で販売できたらいいよね」。
...という、村の方の声に支えられています。
かぼちゃ饅頭づくりの初めの一歩。それは、かぼちゃづくりです。先日、大学脇の「遊休農地」にあるピザ釜でピザを焼き、みんなで食べながら、かぼちゃの苗を植え付けました。
飯舘村の高橋さんにいろいろと教えてもらいながらです。
(かぼちゃの植え付け)
(いわゆるマルチがけ作業)
(村のみなさんとの話し合いも始まりました!)
かぼちゃの収穫まではまだ半年かかります。その間に、衛生的で保存可能な饅頭を作る専門的な技術指導を受けたり、かつての避難指示区域の今や福島県内の「農の6次化」の現状についての研究を合わせて進め、私たちのかぼちゃまんじゅうのお土産化を完成させます。
地域の課題を見つけ出すことはもちろんのことですが、課題への取り組みには、本を読むばかりではなく、地域のみなさんとの話し合いや意見交換、自分の手と足で農業をやってみる、食品加工の最新技術を実際に使ってみる、など、さまざまなことをやってみる必要があります。いろんなことが「できる」と、そのぶんだけ、「やれること」が広がります。
「行政」や「政策」に関わらず、地域を持続可能にするために必要なことには、どんどん手を出していく...それが、私たちの学類です。