清水ゼミによる産業廃棄物処分場・原子力発電所調査の様子

2010年12月19日 [カテゴリー:ゼミ]

  • 2010年度の学類清水ゼミでは、後期統一テーマとして「原発と行政法」を掲げ、原子力発電所の設置許可をめぐる裁判例を素材に、原発周辺住民の安全・安心の確保を可能にする行政法システムのあり方を研究しています。
  • また、2010年度の大学院清水ゼミでは、統一テーマとして「ゴミから学ぶ環境行政法」を掲げ、産業廃棄物処分場をめぐる事業者と周辺住民の間の紛争を素材に、地方自治体にとってのあるべき紛争予防策を研究しています。
  • 今回、これらの研究の一環として、仙台環境開発(株)の産業廃棄物処理施設(宮城県仙台市)と、東京電力(株)の福島第二原子力発電所(福島県双葉郡富岡町・楢葉町)にお邪魔し、施設見学と聞き取り調査を行いました(2010年11月29日-30日)。

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仙台環境開発では、産業廃棄物の中間処理施設と最終処分場、水処理施設を見学した後、仙台市や地域住民の方との関係を中心にお話を伺いました。法令の基準よりも厳格な安全対策をとっていること、地域住民全員の同意を得て施設建設に至ったことなど、地域とのつながりを特に重視しているということでした。

福島第二原子力発電所では、エネルギー館と原子力発電所を見学した後、地域や行政との関係を中心に、東京電力の取り組みについてお話を伺いました。「安全」を超える「安心感」を地域の方々に提供するために日々努力されているということでした。なお、一日インターンシップという形で受け入れていただいたため、通常では見学できない「原子炉建屋」の内部も見学させていただきました。

 

29日の夜には、福島第二原子力発電所で実際に勤務されている東京電力社員の方々と懇親を深めることもできました。社員の方の「生の声」を色々と聞くことができて、学生にとっても得難い経験になったようです。

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