法学専攻ゼミ生が司法修習生模擬裁判で裁判員役を務めました

2018年10月01日 [カテゴリー:ゼミ]

  9月26日(水)から9月28日(金)にかけて、福島地方裁判所で行われた第71期司法修習生刑事模擬裁判において、法学専攻のゼミに所属する3年生が裁判員役を務めました。
 「司法修習」とは、司法試験に合格した「法曹の卵」たちが全国各地に散らばり、裁判官、検察官、弁護士等の実務を約1年かけて学ぶ国の制度です。その中では、司法修習生が裁判官役、検察官役、弁護人役に分かれ、架空の刑事事件について裁判員役を交えて審理や評議をする模擬裁判も行われます。福島地裁では、昨年度から行政政策学類の学生にこの模擬裁判の裁判員役を依頼しています。司法修習生にとって初対面の学生が裁判員役を務めることで、実際の裁判により近い環境になることを期待してのことだそうです。
 今年度の模擬裁判では、高橋有紀ゼミ(刑事法・刑事政策)、山﨑暁彦ゼミ(民法)の3年生計6名が裁判員役を務めました。実際の裁判員裁判で使われる法廷や評議室で、緊張した様子で模擬裁判に臨む司法修習生による審理や評議に加わった裁判員役の学生たちでしたが、審理のやり取りを真剣な表情で見つめ、評議では各々の視点で意見を述べる姿が見られました。司法修習生にとって貴重な実践の場であると同時に、参加した学生にとっても、裁判員裁判の手続や司法修習の様子にじかに触れる有意義な機会になったと思います。
 なお、この模擬裁判に参加していた司法修習生には行政政策学類の卒業生も含まれます。また、本学類の卒業生には、各地の裁判所や検察庁の職員として勤務する人も多くいます。今回の模擬裁判以外にも、法学の授業やゼミでは、現職の裁判官、検察官、弁護士、家裁調査官等のお話を聞いたり、裁判傍聴や家庭裁判所の見学をしたりする機会もあります。行政政策学類での学びを通して、司法分野で協力したり活躍したりできる場も多いことにぜひ興味を持ってもらえたらと思っています。
(裁判所内は原則として写真撮影が禁止されていますが、福島地裁のご厚意で写真の撮影と掲載を許可していただきました。)







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