飯舘村佐須集落との共同プロジェクト:ひまわりの栽培と搾油→販売に向けて

2018年07月01日 [カテゴリー:ゼミ]

行政政策学類は、飯舘村との間で「復興連携プログラム」協定を結んでいます。その第2条-(3)には、「村内の集落や村民グループ、個人からの依頼に基づく協働プロジェクトを、村や村民とともに推進すること」、という「協力内容」が定められています。

大黒ゼミでは、飯舘村佐須集落と共同で、集落内の農地でひまわりの栽培を始めました。

佐須といえばひまわりというほど「佐須のひまわり」は有名ですが、これまで集落内でのひまわりの栽培は、主として景観植物としての栽培でした。佐須集落と私たちは、昨年度の試験栽培を経て、今年はひまわりの種の収穫と搾油を目指した栽培に乗り出します。

目標は、「いいたて村の道の駅までい館」での「佐須のひまわり油」の販売!

しかし、一番大切なことは、1年間の活動を「形」にし、それを「商品」にするプロセスで生まれる集落機能の充実です。大黒ゼミでは、帰村した高齢者の生活を支えるには集落の機能の復活が最大の条件になる、と考えています。そして、協働でのひまわりの栽培が、「農業のことを何も知らない学生に作物を育てる楽しさを教える」という「集落活動」(ん?)となることを期待しています。

また、この活動を通じて私たちは、放射能災害からの復興という厳しい条件のもとでも、飯舘村の集落やとりわけ高齢者が、できることをやりながら、なんとか故郷を次世代に繋ごうと頑張っている姿を示したいと思っています。

何はともあれ、まずは種植えをしなければ何も始まりません。

先日、ヒマワリの種植えを行ってきました。賑やかな一日となりました。

「いいたて村の道の駅までい館」には、まだまだ、「飯舘産」の商品は多くありません。佐須集落と大黒ゼミが協同で開発する新たな飯舘産の商品、「佐須のひまわり油(オレインリッチ)」にご期待ください!

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