ハラスメントはダメよ

(あるいは無自覚的嫌がられに気づこう)

 ダメなことをやるのはルール破りだし、相手が嫌がることをやるのはイジワル。しかし、それは「やる側」が自覚しているからこそ。★ハラスメントという概念で大事なことは、自分では相手がイヤだということを気付いていないということではないだろうか。イヤがっていることにうすうすは気付いているとしても、潤滑油だから、教育だから、慣習だから、とかいう言い訳的な理由で低く見積もられてしまう。★一方、逆からみてみると、「麻薬ハラスメント」などという言葉はないことすれば、ハラスメントという語のニュアンスの微妙さが見て取れないだろうか。

 セクハラでおなじみ(?)harassmentの訳は「嫌がらせ」であることが多いけれど、「無自覚的嫌がられ」の方が良いのではないだろうか?嫌がらせという訳にすると「嫌がらせているわけじゃないから」という言い訳に力を持たせてしまう。だから、あくまで相手が「嫌がっている」ということに焦点をあてた訳を作った方がいいと思う。

 偉そうに書いているこの私も、きっと、無自覚だけど相手にイヤがられていることはあるんだと思う。ちなみに、学者が陥っている最大の問題は「賢さ(おバカ)ハラスメント」です。分かっちゃいるけどナカナカどうにもならない。

 せめて、罪滅ぼしに色々なハラスメントのページを紹介して自覚的になる機会を提供します(差別や虐待については扱いません)。なお、セクハラについてはサイトが多すぎるので福島大学に関連するものだけにしました。

 「無自覚的嫌がられ」のサイトに関して他にご存じの方はお知らせください。ちなみに、セクハラなどを解説するサイトに、「猿でもわかる・・」みたいな表記があったりしますが、これもモチロン「無自覚的嫌がられ」ではないかと思います。

ハラスメント サイト名称・あどれす
アカハラ アカデミックハラスメント/アカハラ
キャンパス・ハラスメント
アルハラ イッキ飲み防止・アルハラ防止のページ
サイハラ 採用ハラスメントを考える
スモハラ スモーク・ハラスメントを考える会
セクハラ 福島大学の「キャンパスのセクシュアル・ハラスメント」
セクシュアル・ハラスメント判例
ブラハラ ブラッドタイプハラスメント
血液型性格判断はなぜ問題なの?


佐藤達哉研究室 福島大学行政社会学部