「教育新論」メモ
序文M16.7
「教育の全体」を論ずることを目的にする。普通教育と専門教育の関係を原理的に考察している。
p3本書は即ち教育の原理を示すの目的なれば
M16.7版権免許
M17.4出版
特記事項 石川鴻斎序
第1章 「普通教育を論ず」
教育三則の提起
一則 人心の能力才量の発達する順序に従うて教育すべきところ
二則 人心能力才量の活動反応の法則に従うて教育すべし
三則 小児の感情を励まし中心楽しんで知らず覚えず事物を学ばしむるところ
第2章 「普通学と専門学の関係」
心理学に固有の原理として「観念連合の法」をあげている。
第3章 「教育の目的を論ず」
付録・知識交換論
少なくとも、p18「教育3則」のうちの一則の部分は1883(明治16)年に『小学雑誌』に連載した「普通教育を論ず」である。
付録・知識交換論は1883(明治16)年の『六合雑誌』連載の同名論文であろう。