授業科目名 |
人間行動コース特講 |
対象学生 |
2年生以上 |
担当教官 |
佐藤達哉 |
開講学期 |
1998年度後期 |
単位数 |
2単位 |
履修条件 |
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授業の概要 |
みなさんは血液型性格判断というのを知っていると思います。これのルーツは日本の教育心理学者の学説に遡ります。では、なぜ日本で血液型と性格を関連づける学説が生まれたのでしょうか?このような疑問は心理学史の第一歩です。この講義では「心理学」とは何か、ということを考えたいと思います。なるべく現在の問題に焦点をあてながら、その前提条件を探るという視点で日本の心理学を検討します。現在の日本の心理学はどういう理由で現在のカタチになっているのか?ということを知るために時間的経緯を探索するわげです。その際には、外国の心理学の影響と日本の社会状況を考える必要があります。古い時代から順に出来事を論じていくのではなく、ある学説や実験が登場したのはなぜか?という謎解きスタイルで心理学史を考えていきたいと思います。 |
授業の進め方 |
主に講義による。ただし、事情が許せばわが国のグループダイナミックス発祥地である九州大学教育学部の戦後の様子について調べる作業を共同で行ってみたい。 |
教科書及び参考図書 |
教科書佐藤達哉・溝口元『通史日本の心理学』北大路書房1997 |
試験・成績評価等 |
レポート70%出席30% |
その他 |
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