学術講演会「大川小学校児童津波被災国賠判決に学ぶ」(吉岡和弘氏)が行われました

2019年01月15日 [カテゴリー:学術講演会]

 2019年1月15日(火)3時限(13時〜14時30分)、L1教室にて学術講演会「大川小学校児童津波被災国賠判決に学ぶ」が行われました。講師の吉岡和弘弁護士は仙台市において法律事務所を開設されており、今回は社会的にも関心の高い大川小学校事件の原告団弁護士として、その教訓を解説してくださりました。



 学術講演会は行政政策学類・行政社会学会が主催、学類の専攻・講座が企画し、毎年度3〜4件の講演会を開催するものです。今回の企画は法学専攻によるもので、2年生が受講する法学専攻入門科目の実務家講座として行われました。
 講演では事件の概要に始まり、裁判における原告・被告双方の主張に関して、フロアにも問いかけるように問題提起がなされました。そして津波被災は予見できたのか、そもそもどの段階で予見すべきであったのか、裁判での論点の推移を解説していただきました。そして、仙台高裁が示した「組織的過失」認定の意味についても説明がありました。
 フロアからの質問にも大変わかりやすく回答をしていただきました。全般的にわかりやすくお話しいただき、法律や行政の分野を志す学生にとって非常に考えさせられる内容でした。



 行政政策学類では学術講演会も通じて、学生の学び、研究や実践を豊かなものにしています。ご出講いただいた吉岡先生には、貴重なご講演をいただき、本当にありがとうございました。

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