喜多方高校生が大学のゼミに参加しました!

2018年07月30日 [カテゴリー:特別企画]

高校生が大学での講義や大学生の日常を体験するために、大学を訪問する機会が増えています。

大学の学食(レストラン)や図書館、情報処理センターなどを訪問し、また、大学教員の「模擬講義」を聴講する、というのが一般的なパターンとなっています。

しかし、大学での学びの真剣さや面白さを最も感じられるのは、「ゼミ」です。「ゼミ」とは「ゼミナール」というドイツ語単語の略で、英語では「セミナー」、日本語では「演習」といいますが、大学における少人数の「クラス」のようなもの。仲間や教授と一緒に、文献を購読して議論したり、調査やフィールドワークを実施したりしながら、濃密で専門的な学び(=大学では「研究」と呼びます)を深めます。

大学生活の柱となる「ゼミ」を、高校生が見学する、あるいは参加するという機会は、多くはないようです。高校生にとって「ゼミ」は、専門的で難しく感じられるかもしれませんし、企画側としても、少人数で運営し、専門的で体系性をもって進められる「ゼミ」を高校生に開放するのは、ハードルが高いものです。

とはいえ、新しい試みとして私たちの行政政策学類では、高校生の「ゼミナール体験」を企画し、7月24日(火)に実施しました!

福島大学を訪れ、行政政策学類の「ゼミ」への参加を希望してくれた喜多方高校生37名は、8つのゼミに分かれ、それぞれのゼミを見学、もしくは参加しました。

そのうちのひとつ、政治過程論のゼミでは、ゼミを4つの班に分けて、それぞれの班に課せられた課題に取り組むというワークショップを行いました。4つのワークショップはどれも、ゼミが進めている「地域との協働プロジェクト」に組み込まれており、高校生も大学生と一緒になって、(地域のオープンガーデンをまとめた地図づくりのための)イラスト書き、(震災被災地における「農」の復活を目指した)クッキーの試作などに取り組みました。

<大学のゼミはこんな感じで始まります!>

<飯舘村のオープンガーデンプロジェクトに使うイラスト書き>

<地方都市の現実を演じるー喜多方の高校生の放課後の過ごし方>

<飯舘村除染後の農業復興―小麦と菜種油を使った商品考案>

短い時間ではありましたが、大学での学びの真剣さと楽しさを、実感してもらえたでしょうか。

行政政策学類は、これからも、新しい取り組みにチャレンジしていきます!

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