学類案内
「スタートアップセミナー」について
スタートアップセミナー
徳竹・清水・西田・新村・長谷川ゼミ
飯坂温泉フィールドワーク
行政政策学類の1年生は14のゼミに分かれて、それぞれのテーマに沿って調査や討論などを行いながら、大学での学び方を習得します。私は徳竹ゼミを選択し、地域の歴史遺産について調査することとなりました。
ゼミ活動が始まってすぐの4月25日、「飯坂温泉のいいところ悪いところ」をテーマに、新村・清水・長谷川・西田・徳竹ゼミが合同で、飯坂温泉へフィールドワークに行きました。総勢で80名を超えますが、それをゼミ混成で10グループ程度に分け、それぞれが町を歩きながら飯坂温泉のいいところ・悪いところについて考えました。
飯坂温泉は観光地であるだけでなく、松尾芭蕉が訪れ、奥の細道にも登場するという歴史ある場所でもあります。私たちのゼミは歴史を研究するゼミですが、ほかのゼミは法学であったり、行政学であったり、私たちとは異なるテーマで研究をしています。そのため、合同ゼミでは飯坂温泉を歴史的な視点からだけではなく、行政的、商業的視点から考えることもできました。実際に食べ歩きをしたり、足湯に浸かったりしながら飯坂温泉を知ろうとするグループもあり、生徒だけでなく教員の皆さんも楽しんでいました。このフィールドワークの数日後には、各グループに分かれて報告会を行い、調査の成果を発表しました。合同ゼミで、違うゼミの人と交わることができたのはいい経験になりました。
徳竹ゼミ・福島歴史散策
その後、徳竹ゼミは、福島県伊達郡にある国見町の歴史について、各人がそれぞれ担当の歴史遺産を調べて発表し、それらの内容をみんなでまとめて『歴史ガイドブック』を作成しました。11月には実際に現地を訪れ、自分たちで調べた歴史遺産をめぐりました。私は国見町の鉄道遺構について調べましたが、数少ない資料からまとめるのは本当に大変でした。しかし、自分で作ったガイドブックを持って実際にその地を訪れたときは非常に感動しました。また、私が調べた鉄道の歴史遺産が、別の人が担当していた神社に描かれていた舟の絵にも深く関わっているということも分かりました。歴史は様々なものと影響しあっていることを改めて実感することができました。
この他、福島市の歴史遺産マップの作成にも取り組みました。1年生の頃からこれだけ多くの活動をし、多くの人と交われたことは私にとって非常に良い経験となりました。これからも多くの人と交流を深めながら、さらに深く様々なことを研究していきたいと思います。
「スタートアップセミナー」テーマ例
- 「翻訳語」で考える日本の「近代」
- 学生の目線(感性)で見た東日本大震災・福島原子力災害の366日の記録づくり
- 大相撲と現代社会
- 福島から考える〈食と農〉―放射能問題とどう向き合うか?
- 選挙区ごとにみた福島
- 自治体学入門-ふくしま復興学の基礎づくり
- 福島歴史探訪
- 地域の文化資源の活用と文化政策について考える
- 故郷の喪失と再生
- 宮崎アニメ大研究!
- 大学から環境問題を考える
- 食と農からの地域再生
- 日本人と中国人
- 「物語」の魅力を分析する
- 私達の生活と政治
- 平和を学問する
- 「社会」とは何か ? 人間像の変遷
- 格差社会での労働と雇用
- 大学で学ぶための基礎トレーニング
- 足元から過疎・中山間地域問題を考える
- 子どもの貧困と虐待:子どもたちはいまどのような世界にいきているか
- 多文化共生社会
- 行政政策学類生を謳歌するために
- 偉大な革命家になろう!
- 「食・農」と人間形成
- 政治とは何か、政治の現状はどうなっているか
- 現代の協同組合
- 食の問題から見える日本社会とこれからの地域