地域と行政専攻の「専門演習」について

地域と行政専攻とは

地域と行政専攻とは

地域づくりを通じて地域固有の課題を解決していくには、自治体が単独で政策・施策を展開するだけでなく、市民や企業など他の主体との有機的な連携のもとに、各主体の特性を生かした新たなパートナーシップが求められます。

地域と行政専攻では、新しい地域づくりの担い手育成を実現するために、主として政治や行政、さらには市民の立場から見た政策や計画の系譜や手法を学ぶとともに、それらの意思決定に不可欠な地域の現状把握や地域情報の解析のあり方を修得します。

専門演習 地域と行政専攻

佐々木ゼミ

佐々木ゼミ

私たち佐々木専門ゼミは、情報社会について研究しています。活動は大きく分けて2本の柱でできています。

まず1つ目は、NHKミニミニ映像大賞という映像コンテストに映像作品を出すことです。2013年のテーマは「ありがとう」で、このテーマで30秒の映像を作りました。ゼミでは、このテーマから連想することなどを皆で出し合い、企画や構成から、撮影、編集まで行いました。また、福島大学にNHK広報局ディレクターであるリッキー竜太オコーネルさんにお越し頂き、映像制作のためのワークショップを開催しました。その結果、2013年のNHKミニミニ映像大賞にゼミとして4作品を出品し、そのうちの1つが1次審査を通過しました(応募総数944のうち1次審査を通過したのは136)。佐々木ゼミの映像作品はこれまでも3回ほど1次審査を通過しているので、今後は2次審査を通るような作品づくりを目標に勉強していきたいと考えています。

2つ目は、飯舘村・映像記録アーカイブプロジェクトです。東日本大震災後の原発事故により全村避難している飯舘村の住民の皆さんの「今」を取材し、その映像をインターネットなどで配信したり、村の記録として残していくプロジェクトで、飯舘村やスマートコミュニケーションズ(毎日新聞社グループ)と共同で行っています。単に、村民の皆さんの現状や声を記録し、残していくだけでなく、国内外の人々と共有し、村への理解を深めてもらうことを目的としています。今年度は、松川の仮設住宅などにお邪魔して、皆さんとコミュニケーションをとりながら撮影を進めてきました。また、取材させて頂く前の事前準備として、飯舘村に関する文献を読んだり、飯舘村のことを長く研究されている松野光伸先生からお話を伺ったりしました。私たちは、学生の目線から、あくまでも中立的な立場での取材を目指しており、飯舘村のために自分たちができることを常に考えながら活動していきたいと考えています。

佐々木ゼミ

今年度は、このプロジェクトの初年度だということもあり、なかなか思った通りにいかないこともありました。その度に、学年の枠を越えて互いに意見を出し合いながら試行錯誤を繰り返しています。これからも、いい作品が作れるよう、プロジェクトがよりよいものになるように、ゼミ生一丸となって活動していきたいと思っています。

西田ゼミ

神戸調査から福島を考える

私たち西田ゼミでは「復興行政の課題を探る」をテーマに、震災からの復興を目指す自治体が抱える課題について学び、その解決策や対策について考えています。

今年度はゼミ全体のグループワークにおいて、阪神・淡路大震災を経験した神戸で、県や市、復興公営住宅自治会への聞き取り調査等のフィールドワークを実施しました。実施に際しては、当時の取り組みやその後発生した課題についての念入りな事前調査はもちろんのこと、福島県内で計画されている災害公営住宅整備を取り巻く環境や、各自治体の考えについても理解を深める必要があり難しい点もありましたが、ゼミ生全員で協力し先生からの助言も頂きながら準備にあたりました。聞き取り調査結果は、阪神・淡路大震災での反省を今後の災害公営住宅整備と維持管理に活かせるよう、いくつかの分野に分けて課題を整理し、福島県で今後求められることや留意すべき点について考察しました。

また、西田ゼミではグループワークと並行して「個人研究」も進めており、行政活動にかかわることの中から、ゼミ一人ひとりが自由にテーマを選定し研究に取り組んでいます。今年度は、公共交通、NPO、災害支援、都市計画など多様な分野の研究を展開しました。テーマはそれぞれですが、各自が聞き取り調査等によって自治体の実務担当者の声に耳を傾ける機会があり、文献には書かれていない個別の現場の考えを学ぶことにも重きを置いています。

西田ゼミ

加えて今年度の特徴的な取り組みとして、福島県いわき市平豊間地区の復興を願い6月に始まった日曜市の開催を何度かお手伝いしました。復興協議会や婦人会のみなさんによる地域の復興の過程における取り組みの一端を手伝ったことは大変貴重な経験になりましたし、継続的に被災地の姿を見ることで、あるいはそこに暮らす方々と話すことで、復興行政についての考えが深まることもありました。来年度も引き続きお手伝いできる機会があれば、新しいゼミ生とともにお力になれればと思います。

地域と行政専攻「専門演習」テーマ例

地域と行政専攻「専門演習」テーマ例
  • 地域を拓く住民のエンパワーメントを考える
  • 地方自治の諸問題
  • 都市の再生と住民による「まちづくり」
  • 自治体政策
  • グローバル化する世界と日本
  • 地域生活に密着した社会福祉課題
  • 比較の視点から見た先進産業諸国の政治と社会
  • 人と環境のかかわりの中に見出される多様な営み
  • 文化と政治-ナショナリズムの研究
  • メディアをつくる、メディアをうたがう
  • 社会福祉の領域における貧困・生活保護制度問題
  • ローカル・デモクラシーに吹く新しい風
  • 戦後日本の地方自治体の政治史と行政史

卒論テーマ例

  • 「平成の大合併」と財政効率化
  • コミュニティビジネスによる農村活性化の可能性
  • 中心市街地の衰退と再生
  • 「地域格差」は拡大しているか
  • 飯野町の高齢化福祉への提案
  • 裏磐梯におけるエコツーリズムの課題
  • メディアと政治
  • 平成の市町村合併を考える
  • 地方都市郊外型大型店の撤退と「まちづくり」
  • 点字ブロックと視覚障害者の歩行の安全
  • まちをステージとする音楽イベントの効果
  • 自治体広報の現状と可能性

学類案内

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